千里コンサルティングオフィス(株)誕生秘話
管財人が付いている、の物件は、所有者の方に売却などの権限がなくなります。
破産を申し立てた後、破産の業務を行う弁護士とは別の、裁判所が選任する弁護士が管財人となり
の財産をすべて管理をします。
当時では、私が働いていた会社のような、提携の業者に販売を任せたりが出来ました。
そこで管財人から依頼が来たら、まずは物件調査を行い、査定をします。
そこから、20社ほどの不動産業者に声をかけて、1~3日位かけて、内覧会を行い、
最低入札額を決めて、入札方式で主に業者に向けて売却を行っておりました。
但しそこには、所有者さんの意向などは全く考慮しておらず、管財人の言うとおりに
売却活動を行い、居住中の場合は売却後に立ち退きの交渉なども行いました。
以前、仲介の会社で任意売却の売却のお客様を紹介した際には、所有者の人は
引っ越し日の希望を言えたり、次の引っ越し先なども世話してもらっていると聞き、
管財人が付き、管財人主導で売却をすることとの所有者さんにとっての扱いの違いに
疑問を抱くようになりました。
この所有者さんが、破産管財人が付く前に私の方へ任意売却のご依頼をくだされば、売り主様として
ある程度の融通の利く売却が出来るのに・・・。と考えるようになり社長に、
ホームページなどに力を入れて、まだ、などをされる前だけど住宅ローンの支払いに不安を
感じている方へ、アピールをしていけば、直接のご依頼も来るのではないか?と話しました。
あと、今は管財人から任意売却の依頼も来ているが、近い将来、公平性を求められ、一社だけにすべてを任せることは、難しくなるであろう、とも当時から思っていました。
しかし当時の社長は、私の話にピンとこなかったようで、
弁護士にくっついていれば大丈夫、という考えでした。
それならば独立をして、私の思う方法でやってみようと
2011年の9月、大阪府豊中市新千里南町のワンルームマンションで、
千里コンサルティングオフィス(株)をスタートしたしました。 次回へ続く